✳︎製造 1970年代 北海道沙流郡平取町の字二風谷✳︎素材　オヒョウの木の皮を紡いだ糸✳︎販売　札幌市百貨店（丸井今井）✳︎デザイン　萱野れい子✳︎サイズ・横 約22cm・縦 約10cm・マチ 約4cm【厚司織/アットゥシ織について】北海道の大自然定背景としたアイヌの生活定通じてた「厚司織/アットゥシ織」は北海道沙流郡平取町の字二風谷は、人口395人（2010年公式記録）の村で作られた北方的な香りの高い最も異色あ郷土民芸品です。この織物は今日あって明日ない生命の中で、その俤とどめている日高地方アイヌコタンの、の往時からの衣類を作る伝統的な手工芸を、実用化したものです。アイヌ自製織物アットゥシ織はアツシ、アトゥシ、アットゥシ織、アッシ織、厚司織とも表記されます。着物地として用いられ（オヒョウダモ）ニペツニ（シナ）などの木の皮を剥ぎ繊維を水にさらして作った糸で織り、この布地をアットゥシといいます。バックの表面に縫われた♡に見える刺繍も魔物から身を守る結界を意味します。♡の下の先のとがった部分も魔除けの役割があり、アイヌ語で（キラウ）角（ツノ）という意味です。模様で縫われたアイヌの刺繍糸の染色法は植物の染料を用い赤はハマナスの花弁で染めます。これらの染色は、紋様と色調の優れた工芸美には素晴らしい逸品が少くありません。これらアイヌ模様の刺繍は、大まかに分けて石器時代縄紋文化の系統を引く古い形式に属するものと、支那刺繍の影響霞受けた大陸的な形のものと二系統が見られようです。